ボジョレー祭り 2008

ボージョレ大祝祭2008 今年は11月20日(木)解禁 先行予約受付中

ボージョレ大祝祭2008 今年は11月20日(木)解禁 先行予約受付中

ソムリエ推奨6銘柄、2008ボジョレー・ヌーボー 販売
「2008ボジョレー・ヌーボー & ノッヴェロ データ」も大公開中

今年はボージョレ・ヌーボーを満喫してみませんか。
「ワイン日和」ではボージョレ・ヌーボー取材総数約130本から、ソムリエがお奨めする今年の赤・白・自然派ワイン計6銘柄の予約受付を開始いたします。解禁後すぐにお楽しみいただける他、到着後1〜2週間、年が明けてからなど、何度も楽しんでいただけるものが揃っています。

ボジョレー・ヌーボー Beaujolais Nouveau

ボジョレー・ヌーボーは、フランスのブルゴーニュ地方南部に隣接する丘陵地、ボジョレー地区で造られる赤ワインです。ボジョレー地区の中でも「ボジョレー」「ボジョレー・ヴィラージュ」という銘柄の新酒だけが「ボジョレー・ヌーボー」と呼ばれるワインになります。ヌーボーの生産量の3分の2はボジョレー地区全体から、3分の1はボジョレー・ヴィラージュ地区から生まれます。毎年11月の第3木曜日に販売が解禁となります。この日以前は勿論、飲むことも禁止されています。葡萄品種はガメイ種を使用することが法律で決められています。収穫からわずか2ヶ月くらいで発売されるため、主にマセラシオン・カルボニック(MC)法と呼ばれる醸造法が用いられます。MC法の特色は、急速に葡萄を醗酵させるために密閉タンク内に葡萄を房ごと投入し、炭酸ガス気流中に数日置きます。この方法で造られたワインは鮮やかなルビー色に輝き、新鮮な果実味と特有のキャンディ香の香る、独特の清涼感を感じさせてくれます。ボジョレー・ヴィラージュと呼ばれる、より限定された地域の葡萄から造られる新酒は「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー」とラベルが貼られます。(ボジョレー・ヌーボーが普通のお酒であるとすれば、ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーは1級酒にあたります)

※ノヴェッロはイタリアの新酒(ヌーボー)です。


ボージョレ大祝祭2008 今年は11月20日(木)解禁 先行予約受付中

2008 ボジョレー・ヌーボー 現地情報


フィリップ・パカレ 2008/8

フィリップ・パカレ

「2008年の天候」

春から夏にかけて涼しい気候が続き、雨にも降られました。その為、ウドンコ病やベト病などが発生しています。また、開花時期の冷涼な気候の影響でミランダージュ(結実不良)が起こりました。結実不良というと聞こえは悪いですが、受粉しなかった実が小さくなり、その他の実にエキス分が集中するので品質を追及する生産者には歓迎される現象です。7月に入り、晴天と気温の高い日が続き、ブドウの成長が促進されました。8月になると突然の雹(ヒョウ)がボジョレー地区を局所的に襲い、ブドウがダメージを受けて収穫量を減らす事態となっています。被害は北部ボジョレーに多く見られ、フィリップ・パカレのヌーボーとなるモルゴン村周辺では、比較的軽微な被害でした。8月になって再び涼しい日が続いています。


フィリップ・パカレ氏談話
「現時点(8月11日現在)での涼しい天候はさほど問題ではありません。それよりも今後の天候が大切となります。ピノノワールやガメイは、この時期それほど太陽を必要としていません。かえってこのくらいの穏やかな太陽のほうがワインに気品とエレガンスをもたらしてくれるので、結果的にガメイ本来の個性や味わいが楽しめます。ですので、今年も美味しいヌーヴォーを皆さんにお届けできるかと思います。期待して待っていてください。」


パカレ氏が好むガメイの味わいは、男性的で、力強く、土臭いものではありません。パカレ氏によると、ガメイ品種は本来エレガントで気品あるなめらかな味わいを持っていると言います。その理想の味わいを実現するためにフィリップ・パカレのヌーボーでは複数の異なる土壌からとれたブドウを適切にブレンドして、その女性的な美しい風味を表現しています。パカレのヌーボーにはモルゴン村にある複数の区画のブドウが使われています。ワインに厚みと力強さを与える粘土石灰土壌、繊細さとミネラルを与える白い砂(サーブル)の土壌や鉄分を含んだピンクの砂の土壌(フルーリー、ムーランナヴァン寄り)、サーブルの土壌よりもさらにエレガントで繊細な風味を与える小石の土壌。これらの区画から得られたキャラクターの違うワインをブレンドし、パカレ氏の理想とする「ボジョレー・ヴァン・ド・プリムール」が完成します。
彼の理想とするボジョレーの姿は、繊細さとエレガントさ、軽やかさを持ち、フルーティーな風味を持ったガメイであるとの事で、特に、繊細さとミネラル感を持つ白い砂の土壌とピンクの砂の土壌の畑のブドウを多く用いるといいます。


「2008年のボジョレー・ヌーボー」

2008年のように冷涼な気候が続いている場合、品質を左右するのは、「畑の豊かさ」と「職人の業」にかかっています。

パカレ氏のブドウの供給元のように長年かけて自然な栽培を続けた畑は、病害に強く質の良いブドウが得られます。補糖などに頼らない為には上質なブドウを収穫することが必須となります。今年はさらに、雹(ヒョウ)の被害にあった果実を丁寧に取り除く選果作業が求められており、繊細な仕事が要求されます。

雹(ヒョウ)の被害にあったブドウ
雹(ヒョウ)の被害にあったブドウ

色づきの遅れから収穫時期も例年よりやや遅めの9月中旬頃と見込まれており、ヌーボー解禁日に間に合わせるために補糖や香り付け用の培養酵母添加、色づけなどの作業に迫られる生産者も多いと予測されます。一方で、自然酵母で発酵させ、補糖も色づけも行わない自然の恵みたっぷりのヌーボーを解禁日にお届けするためには、長年かけて自然な栽培を続けた畑から、自然のエネルギーをたっぷり汲み上げた力のあるブドウを収穫し、十分な経験と自然との対話、深いワインへの理解に裏打ちされた醸造が求められ、「職人の業(ワザ)」が必要とされるのです。

色づき始めたブドウ
色づき始めたブドウ

このような様々な状況を鑑みると、2008年は「匠の心」がたっぷり詰まったヌーボーを皆様にお届けする事となりそうです。

「ボジョレーの悲惨な現実」

ボジョレー地区では、販売難に喘いでいる生産者が多く、ブドウの樹を抜いたり、栽培を放棄したりする生産者が後を立ちません。その背景にはボジョレー=ヌーボーというイメージが先行しているという一面も否定できません。さらに昨今のユーロ高や原油価格の高騰による資材・流通コストの増大が生産者を襲います。そして2008年、彼らにとって重要な販売機会であるヌーボーにおいても生産者の苦悩は続きます。
現在までの天候は決して良好とは言えません。その為に2008年のヌーボーは、本当に上質なワインを造る生産者と一般的な生産者との差が大きく開く年となりそうです。
というのも春から夏にかけての冷涼な気候と雨で、ウドンコ病やベト病が発生し、ボジョレー地区の各地で被害が出ています。この対処にはボルドー液や硫黄の散布で対処するのですが、多量に散布しても病気が発生する生産者の畑もあれば、長年にわたる自然に忠実な栽培の成果か、適量で効果をあげて対処できている自然派生産者の畑もあります。パカレのブドウの供給元もこのボジョレー地区の自然派スペシャリストで、 被害は最小限に抑えられています。
その一方で、悲惨な状況に見舞われているのが、安価なヌーボーの大量生産を求められている生産者です。原油高やユーロ高の影響で資材や流通に関わるコストが増えているにもかかわらず、日本の輸入元から強烈な価格へのプレッシャーを受けている生産者は、コスト削減の為に必要な農薬の散布すら十分に行えず病害が蔓延しています。
また、より安価にワインを造るために収穫量の制限をせずにできるだけ多量にブドウを生産しようとしています。このことは、ブドウの質をひいてはワインの質を落とす結果となることは明白です。また人件費の削減の為に必要な畑での仕事を行わなかったり、一部の生産者では、本来不可能であるはずの機械による収穫を予定しているところもあると言います。
(※ボジョレーの一般的な仕立てはゴブレと呼ばれる株仕立てで、手摘みによる収穫を前提にしており、機械摘みは不可能とされていました。当然、 機械摘みによる精度は非常に劣悪です。)
品質を追求する生産者には喜ばれるミランダージュ(結実不良)も多収量を目指す生産者にとっては、収穫量が減るため嫌悪されます。8月になって から局地的に降った雹の影響もあり、収穫量はますます減少しています。雹によって傷ついたブドウを取り除く選果作業は必須となりますが、「美味しいワイン」をつくりたいと願う生産者と「安くたくさん」つくりたい生産者では、その作業の質、有無などに差が出ることになりそうです。
色づきの遅れから収穫時期も例年よりやや遅めの9月中旬頃と見込まれており、ヌーボー解禁日に間に合わせるために補糖や香り付け用の培養酵母添加、色づけなどの作業に迫られる生産者も多いと予測されます。

2008年のボジョレーヌーボーは、品質主義のこだわった生産者の「匠」のヌーボーと
大量生産の「工場生産」ヌーボーの差が如実に表れるヴィンテージとなりそうです。


ボジョレー ヴァン・ド・プリムール 2008 フィリップ・パカレ

ボージョレ ヴァン・ド・プリムール 2008 フィリップ・パカレ

Beaujolais-Villages Primeur Philippe Pacalet

  • A.O.C. ボージョレ
  • フィリップ・パカレ
  • ライトボディ
  • ビオディナミ
  • 750ml
  • \4,410 → \3,675

「ロマネ・コンティの醸造長にならないか?」このとてつもない名誉あるオファーをあっさり辞退、そして自分自身の名を冠したドメーヌを設立したフィリップ・パカレは「自然派の代名詞」とも呼ばれる注目の醸造家です。自然酵母のみで発酵させ、ワインの状態が良ければ、醸造だけでなく、瓶詰め時も、亜硫酸無添加で仕上げます。しっかりとしたエキス、美しい酸味は、ボージョレ・ヌーボーとは思えないフィネスを感じさせます。入荷後すぐに飲んで美味しいだけでなく、翌年以降も素晴らしい熟成をするので、あえて「ヌーボー」ではなく「ヴァン・ド・プリムール」という表記にしているそうです。熟成の期待できる他には類を見ない素晴らしいボージョレ・ヌーボーです。


ボージョレ大祝祭2008 今年は11月20日(木)解禁 先行予約受付中

ルー・デュモン 2008/8/25

「生産者:仲田晃司さんからの途中経過報告が届きました」

8月の天候は芳しくありませんでした。昨年と同様に冷夏で、朝は平均12〜13度、日中も22〜23度程度です。また雨がちで、2〜3日に1度は雨が降っております。なぜか雨が降った翌日は、温度が27〜28度に上がることが多く、そのためミルデュー(ベト病)などの病気も多くなっています。ただ、私達の区画に関しては水捌けのよい土壌が多く、また高台に位置しているため風が強く、今のところ病気はほとんどありません。冷夏のため収穫は遅めになりそうで、一般的には9月10日頃開始予定です。しかし私は完熟を待って、9月20〜25日頃に開始したいと思っています。
今年の私達のキュヴェのキーワードは、「選別」でしょうか。とにかく良いぶどうの選別 を徹底したいと思います。私達の区画からは、通常35000本程度のワインを造ることができるのですが、ぶどうの選別を徹底し、(日本からのご注文数にもよりますが)、最大でも24000本までしか造りません。

8月25日現在のぶどうの写真/ルーデュモン
8月25日現在のぶどうの写真をお送りします。かなり色付いてまいりました。

2008年8月25日
仲田晃司


ボージョレ・ヌーボー 2008 ルー・デュモン

ボージョレ・ヌーボー 2008 ルー・デュモン

Beaujolais Nouveau Lou Dumont

  • A.O.C. ボージョレ
  • ルー・デュモン
  • ライトボディ
  • 750ml
  • \4,305

畑は昨年と同じSaint Verand村近郊の、樹齢70〜80年の計18の古樹単一区画群。「ガメイは、完璧に完熟させてはじめて、その真価を発揮します。そのためにはどうしてもヴィエイユ・ヴィーニュでなければなりません」が仲田さんの信念。しかも標高が400mと高く、「熟成がゆっくり進みます。開花時期から予想される。今年の収穫時期は9月5日頃ですが、僕は9月15日頃まで待つつもりです」。「今年は、開花時の気温が低かったため1房あたりの葡萄の粒数が少なく、収穫量は例年より減ることが予想されます。また、小粒(ミルランデ)の葡萄が目立ち、現時点では素晴らしいワインになる予感がいたします」(7月中旬時点)。天然酵母のみで発酵、ルー・デュモン定番のニエーブル森産の樽での熟成、瓶詰め時ノンフィルター、最小限のSO2等のオートクチュール醸造)。また、現代美術家ジェラール・ピュヴィスの絵をモチーフにした特製ラベル、重厚ビン「レジェンド・アンティーク」の使用等、パッケージデザインも豪華です。


ソムリエと選んだ 「ワイン日和」特選 こだわり ボージョレ・ヌーボーのご紹介

ボージョレ・ヴィラージュ・プリムール ラパン 2008 フレデリック コサール

ボージョレ・ヴィラージュ・プリムール ラパン 2008 フレデリック コサール

Beaujolais Nouveau Lapin Frederic Cossard

  • A.O.C.ボージョレ・ヴィラージュ
  • ドメーヌ ・ド・シャソルネィ(フレデリック コサール)
  • ライトボディ
  • ビオロジック
  • 750ml
  • \5,040 → \3,550

自然派生産者として、今日本でも注目を集めるドメーヌ・ド・シャソルネイ。その当主、フレデリック・コサール氏が造り出す昨年も大変人気の高かったボージョレ・ヌーボーです。ラ・パンの畑はクリュ・ボジョレーのひとつ、ブルイィ村にある、なんと樹齢100年の無農薬の2haの単一畑です。しかも予約分だけをヌーボーとして醸造する贅沢なオーダーメイドとなっています。ラ・パンとは、ウサギの意味で、エチケットにもウサギが描かれています。優しい舌触りと穏やかでなめらかな味わいのボージョレ・ヌーボーです。


ボージョレ・ヴィラージュ・プリムール 2008 メゾン・ルイ・ジャド

ボージョレ・ヴィラージュ・プリムール 2008 メゾン・ルイ・ジャド

Beaujolais-Villages Primeur Lois Jadot

  • A.O.C.ボージョレ・ヴィラージュ
  • メゾン・ルイ・ジャド
  • ライトボディ
  • 自然派
  • 750ml
  • \4,200 → \3,550

ルイ・ジャド社のヌーボーは「プリムール」という名で販売されます。「ヌーボー(新しい)」ではなく「プリムール(最初の)」という意を持ち、ボージョレの新酒の表現ではクラッシックなものです。これは、本来のワインと同じように醸造される為、赤ワインらしい渋味やコクがあり、他のヌーボーとは数段違う味わいが楽しめると大変評価の高い、人気の「プリムール」です。


マコン・ブラン・ヴィラージュ プリムール 2008 メゾン・ルイ・ジャド

マコン・ブラン・ヴィラージュ プリムール 2008  メゾン・ルイ・ジャド

Macon Blanc-Villages Primeur Lois Jadot

  • A.O.C.マコン・ヴィラージュ
  • メゾン・ルイ・ジャド
  • ライトボディ
  • 自然派
  • 750ml
  • \4,410 → \3,650

ブルゴーニュの巨匠、ルイ・ジャドが造りだすマコン・ヴィラージュ プリムールです。毎年、高い人気を誇る「白ワイン」のヌーボーです。高い品質を誇る葡萄を収穫し、卓越した醸造により創り出される、ルイ・ジャドのマコン・ヴィラージュ プリムールはシャルドネ本来の味わいがたっぷり詰った爽やかな味わいのマコン・ヴィラージュです。


ボージョレ大祝祭2008 今年は11月20日(木)解禁 先行予約受付中